産卵直後の無精卵
あかねこ研究所です。
画像は卵をつけているメダカのメスたちです。
上と下のメダカでどちらが有精卵でどちらが無精卵かわかりますか?
そうです、上のメダカが有精卵で、下が無精卵です。
よく見ると上のメダカの卵は透き通っていますが、下のメダカの卵は白く濁っています。
肉眼でも確認できますね。
有精卵と無精卵の見分け方
上の画像と下の画像、どちらが無精卵か・・・違いわかりますよね?
まずは触って確かめる
卵だけにした画像をご覧ください。
有精卵は透明ですが、無精卵は白っぽいです。
有精卵は指で少し強めに押さえると硬いつぶつぶですが、無精卵は柔らかくてかんたんに潰れてしまいます。
次に見て確かめる
また、硬い卵でも異常なものもあります。これがややこしいです。
無精卵の画像の中に、卵の中に白い丸があるものがありますよね。
この卵は、殻が硬く一見透明で有精卵かと思うのですが、発生が始まりません。
卵の中で成長が始まらず孵化しないのです。
硬さだけで判断してはダメで、肉眼でもチェックが必要です。
メチレンブルーを薄めた液につけると、無精卵は青く染まります。
健康な有精卵は卵の殻にメチレンブルーをはねのける力があるので透明を保てます。
それに対して無精卵は生きていないので、メチレンブルーが浸透して染まってしまうと考えられています。
早い場合はメチレン液につけて数十分後から染まりはじめます。
また何日かたってから青く染まってくる卵もあります。
青くなった卵は見つけ次第すぐに取り除いてください。
そのままにしておくと、死んだ卵はすぐにカビます。
カビは健康な有精卵にもあっというまに伝染してカビさせてしまい全滅してしまいます。
卵たちはできるだけバラバラにしてくっつかないようにし、卵の容器を最低1日1回はかき混ぜるようにしてください。
孵化までは気を抜かないでください
さて、有精卵ばかりになっても安心は禁物です。
透明な有精卵でも孵化しないものがあるのです。
卵の中ではどんどん細胞分裂がおこなわれ発生が進んでいくのですが、途中で成長がうまくいかず成長が止まってしまうことがあります。
残念なことに、卵の中で成長が進んでも途中で何らかの原因で死んでしまうことがあるのです。
すると、かなり稚魚の形ができあがっていてもメチレンブルーで青くなっています。
毎日観察して、無精卵や死んだ卵をすぐに取り除くようにしてください。
毎日観察すりゅ、根気が必要なのねん。
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