メダカの産卵が始まったら…卵はどうやって採取したらよいの?
産卵床に産み付けさせる
あかねこ研究所です。
あかねこは今までいろいろな天然や人工の産卵床を使って実験してきました。
タワシ、毛糸、シュロ、水草などをセットしてみて、どれが一番卵を多くくっつけてくれたのでしょうか。
実験の結果、メダカたちはチュール生地のボールに一番たくさん卵をくっつけてくれました。
産卵床の作り方
チュール生地をハサミで切って幅3センチくらいの長いヒモを作ります。
チュール生地を手などにぐるぐる巻いて結束バンドなどを使って真ん中で縛ります。
このとき20センチくらいの針金の先端も巻きつけます。
チュール生地の両端をハサミで切ったら、フワフワにほぐしてポンポンみたいに丸いボール状にします。
あかねこは針金を曲げて水槽のフチに引っ掛けています。
針金を使わずに水槽に沈めてもよいです。
結束バンドがピンピンはみ出したまんまやん
横着と几帳面が同居していまして…
メスのおなかから直接採取する
おなかに卵をくっつけたまま泳いでいるメスを見つけます。
網でメスをすくったら、網の外側から指で卵をつまんでメスの体から離します。
そっとメスだけ水槽に放します。
メダカの体には指が直接触らないようにします。
その後卵を回収します。
卵を回収したら…どうしたらよいの?
卵には付着糸(付着毛)とよばれる綿のような糸が絡みついています。
この付着糸をそのままにしておくと卵どうしがくっついたままで酸素がゆき渡らなかったり、ゴミや藻などがくっついて清潔に保てません。
清潔に保てないとカビやすくなったりして孵化率が悪くなってしまいます。
付着糸をきれいに取り除く方法を紹介します。
つまようじでくるくる回す
指で卵のかたまりをつまみます。
ここにつまようじを差し込んでくるくる回すと、付着糸とかゴミがつまようじにからめとられて卵たちがポロポロほぐれてきます。
50個とか100個とかいっぺんに処理できます。
またこのとき、柔らかい無精卵は潰れてしまいますのでついでに処理できます。
メチレンブルー液に卵を投入する
メチレンブルーは水道水1リットルに対して3滴くらいの割合で加えメチレン液を作ります。
透明なクリアカップの半分くらいをメチレン液で満たします。
指で卵をほぐしながら投入します。
できれば産卵日ごとに分けて管理します。
以上があかねこがおこなっているメダカの卵の採取方法です。
いろいろ試した結果、現在このようなやり方でおこなっています。
もっとよい方法がありましたら是非教えて下さい。
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