メダカの白カビ病の治療方法|アグテンの使い方を紹介します

めだか

メダカが病気になったら

あかねこ研究所です。

黒いブラックダイヤがなんだか元気がない(´;ω;`)
さらにヒレが切れてボロボロで細くしぼんでいます。

よく見ると水カビに侵されています。
また擦ったような感じで白くなっています。

じっとしていて、餌も食べません。
このまま放っておいたら死んでしまうでしょう。

隔離して治療します

アグテンを用意します。
水カビ病にはメチレンブルーも効きますが、水が青くなりすぎて観察が少しやりにくいです。
今回はあまり青くならないアグテンを使用して治療していきます。

アグテンの用量は飼育水1リットルにアグテン2滴

治療のために投薬量を決めます。
あかねこは1滴を約0.05mlとして計算しています。

つまり、あかねこのアグテンの計算方法は

飼育水のリットル数✕2滴=アグテン量 

 

このように計算しています。

規定の用量は飼育水100リットルに対してアグテン10ml添加です。
つまり、水1リットルに対してアグテン約0.1ml添加です。

アグテンの用量は飼育水1リットルにアグテン0.1ml(0.05✕2滴)いうことになります。

例えば水槽30センチの場合は、幅30cm✕奥行き15cm✕高さ(水深)15cm÷1000=6.75リットル
約7リットルなのでアグテンは0.7ml添加となります。
ですが、

7リットル✕2滴=14滴 

簡単な計算で必要量が求められます。

アグテンは徐々に加えるので、時間を分けて何滴か数えながら添加するとよいでしょう。
この方法ならかなり正確に投薬できると思います。

アグテンの用法について

光について

直射日光に当たらないように気をつければ、室内の照明であればそれほど影響ないようです。

水換え

投薬→2~3日ごとに半分水換えして規定量投薬
以後繰り返します。

餌は基本的にやらないのですが食べれば少量与えます。

魚が回復しても、そのまま1週間位は様子を見るほうがよいです。
また、水換えの頻度ですが、2~3日ごとは大変です。
そこまで気にしなくても大丈夫と思っています。
あかねこは1週間ごとに9割くらい水を交換してしまいます。

治療の経過

治療1日め

全然動きません。

白カビの部分が綿っぽいです。
ヒレがビリビリに裂けて閉じています。
上から見ても痩せています。

隔離してアグテンを添加します。

500mlの飼育水なので
0.5L✕2滴=アグテンは1滴必要です。

餌はやりません。

治療3日め

カビが消えました。
擦った白い部分はまだ白いです。
全然動かないです。
ヒレの切れていたのが治りました。
餌はゾウリムシを少量あたえます。
フンは細いのが出ています。

水換えしてアグテンを規定量加えます。

治療1週間め

ゾウリムシは継続して与えます。
白い部分が減ってきました。
じっとしています。

継続して観察を続けます。

水換え。アグテン規定量。

治療2週間め

擦った白い部分がかなり治っています。
あまり泳がないです。
人工餌は口にしますが吐き出します。
ゾウリムシは継続します。

水換え。アグテン規定量。

治療3週間め

身体は完全に治って体色も黒くなっています。
泳いでいます。
人工餌は食べますがたまに吐き出します。
吐き出して粉々になった餌を拾って食べているようです。
ゾウリムシは中止しました。

水換え。アグテンは中止します。

治療4週間め

餌を食べています。
フンもしっかり太いです。

上から見てお腹がふっくらしています。

 

いよいよ仲間の水槽に水合わせ後、合流します。

いきなりナワバリ争いでケンカが始まったので、30分くらいでもう一度隔離しました。

今度は大きめの透明カップに入れて、お互い見えるようにしています。
パワーのあるオスから攻撃を受けています。

翌日再び合流しました。

もう大丈夫です。
元気に泳いでいるし、仲間とも仲良くやっています。

まとめ

魚の病気は治療が難しいです。
小さな小さな魚にどって、環境の変化や薬剤が逆にトドメを刺すことになりかねません。
手当の甲斐なく星になってしまうことも多いです。

しかししっかり治療して、治してあげられれば魚も自分も嬉しいです。
それにアクアリストとしてこうした経験を積むことで、腕が一段階上達したような気がして自信にもつながります。

今回は病気も軽いものでしたが、治療の方法など、皆さまのメダカ飼育のご参考になりましたら嬉しいです。

 

ぬこ

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