異常な卵を知る
あかねこ研究所です。
メダカの卵の孵化を成功させるために、異常な卵とはどういうものなのかよく知ることはとても重要です。
知らないとカビだらけになって全滅してしまう恐れもあります。
異常な卵を以下にご紹介します。
無精卵
これはわかりやすいと思いますが、排卵したのですが受精できなかった卵が混じっています。
メダカは体外受精です。
排卵したときオスの精子がうまくかからなかった場合、無精卵になってしまいます。
手で触ると卵のカラが柔らかく潰れてしまいます。
また、白く濁っていたり、メチレンブルー水溶液で青く染まっています。
受精異常卵
一見受精卵のようです。
触ってもカラが硬く潰れないので有精卵のように思えますが、実際はちゃんと受精していません。
卵の真ん中に白い点が見える場合があります。
有精卵だが途中で死んでしまった
胚の成長過程においてある時期までは順調でした。
しかし何らかの原因で途中で死んでしまったものです。
形成異常
成長不良・目が1つしかない・目が小さい・双子・頭が2つに分かれているなど正常な組織が形成されなかった場合です。
内臓の異常もあるかもしれません。
卵のカラの異常・破損
成長途中で卵のカラが破れて中の稚魚の一部または全部が飛び出してしまったり、カラが異常に膨張してしまい、稚魚を守れなくなってしまったものです。
異常な卵を見つけるには
この画像のメスのおなかからぶら下がっている卵たちは正常と思いますか?
異常な卵を見つけるにはまずはとにかく、よく観察することです。
死んだ卵は免疫力がなくなり、すぐにカビてしまいます。
他の健康な卵にカビが移らないようにできるだけ早く隔離する必要があります。
前日まで正常だった卵が、翌日異常化していることはよくあります。
毎日の観察が必須なのです。
画像のぶら下がっている卵、白い点が見えますね。実はすべて正常ではないです。
メチレンブルーを使う
メチレンブルーの水溶液を使うと異常な卵が青く染まり、早く発見できます。
ただ注意が必要なのは、すべての異常な卵が青く染まるとは限らないということです。
まとめ
メダカの卵をできるだけ無事に孵化させたいですよね。
健康な卵とはどういう見た目か、異常な卵はどういう見た目かを十分知り、日々観察して健康な卵を孵化までしっかり維持することが大切だと考えています。
動画も見てねん。
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